2012-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスあれこれ

クリスマスが近くなると、親であるスタッフはこぞってそわそわハラハラ。とりわけスケジュールがタイトなドクターたちはプレゼントを買いに行く時間がないため、「即日配達」が売りの通販サイトを休憩時間にのぞいては、「あ〜リクエストされた物が売りきれ…

【Report】ESMO congress VIENNA 2012

9月28日〜10月2日、オーストリアのウィーンで開かれた欧州癌治療学会議(ESMO)に、ウッズ、ガチャピン、ラブプー、カワジュンのドクター4名が参加した。(1)ガチャピン:Change in HER2 status after neoadjuvant chemotherapy and the survival imp…

フラチーム誕生秘話

スマイルパーティーにまつわる話のつづきである。「患者さんのために踊りたい」――3年前、N先生のあとを受けブレストセンター長に就任した直後のごった返しがおさまったとき、こんどはテレサ先生がつぶやいた。そのとき、テレサ先生の頭にあったのは、鹿児島…

【Report】第4回スマイルパーティー

ブレストセンターのスタッフが患者さんと「みんなが笑顔に…」と始めたスマイルパーティー。今年で4回目となりました。11月23日(祝)、小雨が降り、肌寒いあいにくの天気にもかかわらず、3部構成のパーティーに100人以上の方々が参加してくださいました…

★11月の写真館★

乙女の「秋」真っ盛り! ブレストセンターの秋の味覚、ミカン先生です。

芸術の秋に

病院周辺の銀杏の葉が黄色く染まるのを合図に、今年もわれらがブレストセンターに「学芸会」シーズンが訪れた。恒例の、患者さんとの交流会「スマイルパーティー」の準備である。ブレストセンターでチラシを見て、ドクターやナースに誘われて、あるいは患者…

★10月の写真館★

ハロウィンのイメージにぴったり! ブレストセンターのプリンス、ウッズ先生です。

流行りの飾り

医局への扉を入ってすぐのところにある「お弁当コーナー」。それが、ニルバの生息場所である。月曜日、週1回の外来診察のためやってきた初代ブレストセンター長のN先生が、そのニルバのすみかのまえで足をとめ、わが庭を1、2秒凝視したあと、ピノコ秘書に…

<和みの一枚> 花カステラ編

ブレストセンターに咲いた、カステラの花です!

★9月の写真館★

ブレストセンターの”鮮魚”、入力アルバイトのTくんです。

【Report】第20回日本乳癌学会学術総会

期 間:2012年6月28日(木)〜30日(土) 参加者:テレサ先生、みかん他計13名 今年度の乳癌学会は「The Next Evolutionary Step Forward 今、踏み出す明日への一歩」をテーマとして、熊本市内の5会場を拠点として開催されました。全国から医師を始…

<和みの一枚> 秘書のプリン編

夏休み、ピノコ秘書の娘、テラスちゃんが医局に「ボランティア活動」にやってきた。エプロンをつけ、黙々と袋づめ等の作業にあたる彼女と遊びたくて、ニルバは袋をひっぱる衝動をおさえるのに苦労したのだが――もう1人、医局にはテラスちゃんをねらう「天敵…

【Report】Progress in Radiology 2012

2012年9月6-7日の両日、東京広尾のノルウェー大使館で、「第4回日本スカンジナビア放射線シンポジウム」が開催された。同会は2年に1度開催される国際シンポジウムだが、3・11後の日本で開催されることになった記念すべき大会の会長をつとめられ…

続・花の連鎖

立秋もとうに過ぎたというのに外は朝からカンカン照りという午前、あわただしく外来診察をこなすテレサ先生が、診察室から顔を出してピノコさんに手招きした。パソコンを打つ手をとめ、いそいで戸のすきまから室内にすべりこんだピノコさん。「あなたなのね…

★8月の写真館★

手術担当日のいでたちで、襟もと涼やかなランナー先生です!

素顔のスーパーナース

さて、NYクッキーの話のつづきである。なかなかはけないクッキーの行く末を憂い、手をつけるよう方々へ声をかけはじめたクッキー寄贈主のマスコさん。「クッキー食べてくださーい。あとテラスちゃんにも1つ持って帰って」 と、昼過ぎ、ピノコ秘書のもとへ…

<和みの一枚> NYクッキー編

ナースリーダーのマスコさんはときどき、「いただいたんだけれど、うちにあっても食べないから」と、おやつをさし入れてくれます。 でも今回のさし入れには、お菓子好きのニルバもスタッフも、こぞって手が出ませんでした。理由は「可愛いすぎるから」。「誰…

終戦記念日に思うこと

67回目の終戦記念日の朝、ニルバとピノコさんは旧館で待ち合わせ、チャペルに参拝した。創立者のT博士ををはじめ、その歩みを支えてきた先駆者たちに祈りを捧げるためである。当ブレストセンターの所属する病院は、1902年、米国聖公会の宣教医師T博…

花の連鎖

ある日の夕方、ピノコ秘書が院内周遊からもどると、受付嬢が医局にとびこんできて告げた。 「ピノコさんが席を外されている間に、受付に男の人が来て……」 いわく、その男の人はブレストセンター入り口わきの「季節のディスプレイ」を指さし、「これを飾った…

★7月の写真館★

ブレストセンターのnewlywed、うっとりするような幸せオーラ”満開”のラブプー先生です。

鮮魚

医局には、まだブログに登場していない職種の大切な“チームメイト”がもう1人いる。 「データ入力アルバイト」のTくんだ。かかるアルバイトの歴史は、ブレストセンターの開設直後にはじまり、すでに長期アルバイト生も2代目となった。栄えある1代目は、テ…

天敵あらわる?!

医局住まいの快適さの筆頭要因は、天敵がいないことである。自然界では、いかなるときも動物的な緊張感をもって生活しなければならない。とりわけ、睡眠に関しては時と場所を慎重に吟味する必要がある。しかしここでは、人間(しかも医療者!)たちに守られ…

【Report】第10回アジア臨床腫瘍学会

2012年6月13−15日に韓国・ソウルで開催されたAsian Clinical Oncology Society(アジア臨床腫瘍学会)にテレサ先生とヨンファが参加しました。テレサ先生は招待講演、ヨンファはポスターセッションでの発表をたずさえて。学会前の空き時間を利用して、ソウル江…

くまモン襲来

先月末、年1回ひらかれる日本乳癌学会の学術総会が、熊本で開催された。週の半ばすぎから1人2人とドクターやナースの大移動がはじまり、手術や外来をおえてあわててとび発った医師から「名刺を忘れた」「発表の資料の変更分を……」といった緊急連絡がはい…

あしおと

(タッタッタッタッ……)規則正しいかろやかな振動が響いてくる。 コクリといねむりをしかけたニルバはふり返り、朝のコーヒーを手に着席したばかりのピノコ女史と目を合わせた。うなぎの寝床のように細長い医局の入り口は、ブレストセンターの受付まえを通っ…

★6月の写真館★

ブレストセンターの”才色賢母”、頭にかたつむりをのせておどけた、キュートなカワジュン先生です。

【Report】第48回米国臨床腫瘍学会

<6月1日〜5日、第48回米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology 48th Annual Meeting 2012)in イリノイ州シカゴ>米国腫瘍学会は毎年6月初めに開催される.ここしばらくはシカゴで行われることが決まっているようである.この学会は腫瘍関…

心医ホジュン

今年のゴールデンウィーク後半の3日間、ニルバは秘書のピノコさんに招かれ、ピノコ家でのホームステイを楽しんだ。初日、ピノコ家から徒歩5分のところにあるピノコさんの実家まで、テラスちゃんの自転車のかごに入れてもらい「じーじ」の様子を見にいくと…

ある医師の原点

九州最南端の県生まれ。洋品店をいとなむ敬虔なクリスチャンの家に育ち、奨学金を得て地元の国立大学医学部を卒業した青年Cは、ある日テレビで見たH先生のドキュメンタリー番組に心うたれ、東京のL病院で働くことを希望した。九州を出たのは、その採用試…

何か出ている?!

3番診察室のプリンターがこわれた。 すぐに管理部門に連絡し、担当部員がかけつけたが、予約の患者さんが列をなす外来診察日のテレサ先生は、「困る〜どこか空いてないかしら」と医局内をウロウロ。ブレストセンターには現在、5つの診察室がある。曜日によ…