2012-01-01から1年間の記事一覧

げんきのたね

カエルにだって、 なんだか浮かない日があるカエルにだって、 人間のように、意味もなくおちこむ日もあるそんな日に、ピノコさんの娘のテラスちゃんが医局に遊びにやってきた。 「ニルバ、げんき?」 とにっこり笑うテラスちゃん。ちょっと調子が出ないんだ…

★5月の写真館★

ブレストセンターの聖母、モモコ先生です。

<和みの一枚> キンカン日食編

皆さん、世紀の天体ショーはご覧になりましたか?ニルバは、天体観測のため1時間早く出勤してきた自称”空ガール”のピノコさんに連れられ、隅田川沿いで遮光グラスをのぞいたのですが、悲しいかな、カエルの目には何も見えない!!そこで、ピノコさんのカメラ…

生きた有機体として(2)

夫妻の双方がおなじ病院の他部署の長として同時期に着任するなど日本においては奇跡だと、当初、誰もがそう思った。しかし、テレサ先生の前任者であるN先生が日本の乳がん治療のさらなる発展のため願いをこめて描いたシナリオが、多くの人々の理解と協力を…

生きた有機体として(1)

キリスト教の愛の心が 人の悩みを救うために働けば 苦しみは消えて その人は生まれ変わったようになる この偉大な愛の力を だれもがすぐわかるように 計画されてできた生きた有機体が この病院である当ブレストセンターが所属するL病院の創設者、T博士の言…

ニルバの祈り

テレサ先生は手術に入る前 「患者さんのためにこの手をもちいてください」 と祈るニルバもブログ執筆にむかう折 テレサ先生にならい おなじ祈りを心の中で静かに唱える

ラインホールド・ニーバーの祈り

変えられないものを受け入れる心の静けさと 変えるべきものを変える勇気と その両者を見分ける英知が与えられますように……テレサ先生がもっとも好きで大切にしている祈りです。 大雨の夜、泥まみれ傷まみれで医局にたどりついたニルバを介抱しながら、静かに…

★4月の写真館★

ブレストセンターのチェリー・ブラッサム、ヨンファ先生です。

<和みの一枚> 似顔絵ケーキ編

先月末、スタッフ送迎会の席に、「サプライ〜ズ」で登場したわれらがボス、テレサ先生の特製バースディ・ケーキです! ……似てますか?

ケッコンの危機?!

外科医にとって、指輪の管理は頭のいたい問題である。手術や処置の間は外さなくてはならない。そのため、ふだんから結婚指輪をしないドクターも多いし、"newlyweds"と呼ばれる新婚時代限定とうたい、チェーンを通して首から下げている人もいる。「恐妻家」を…

まごころの連鎖

月が変わるたび、ブレストセンター入口わきの台の上に、季節のディスプレイが登場する。もとは、患者さんやセンターゆかりの人々から贈られたクラフト作品をピノコさんが季節ごとに飾っていたものだが、それが評判を呼び、気がつけば、ひと月ごとの模様替え…

【Report】 米国腫瘍外科学会2012

3月21日〜24日、米国フロリダ州オーランドで開かれた腫瘍外科学会(Society of Surgical Oncology)にテレサ、ヨンファ、ミカン、カワジュンのドクター4名が参加しました。ヨンファ先生は乳房再建と放射線にかかわる内容、ミカン先生は乳房部分切除術と局所…

ドクターのドクター

ブレストセンターの朝は、いつも判で押したようなはじまり方をみせる。待合室でドクターが朝のカンファレンスを行う間、医局ではナースと受付嬢による朝の申し送りが進行し、その間に小学校へ行くテラスちゃんの登校準備をととのえたピノコ秘書がとびこんで…

<和みの一枚> 謎の右手編

「和み」というか、ちょっとキモチワルイ感もありますが…… これはいったい何でしょう?こたえはウッズ先生の「職人芸」――なんと使用済み医療用テープで作った作品なのです(ほとんどartの域ですネ)。その自慢の「作品」を、ある朝ピノコ秘書のパソコンに貼…

★3月の写真館★

ブレストセンターの貴公子、ガチャピン先生です!

あなたのためにできること

毎年イチョウの葉が黄色に染まるころ、それを合図に、ブレストセンターでは医療者と患者さんとの交流会「スマイルパーティー」が開かれる。チームゆかりのバンドが生演奏を披露したり、テレサ先生率いる「ブレストフラチーム」がたおやかにゴスペルフラを踊…

<和みの一枚> オムレツ編

科から科へと院内を飛びまわるタマヨさんに、前日から医局の電子レンジ内に置きわすれられたオムレツが、気がついたら笑ってました!「きっと、サウナみたいにあったかくて気持ちがよかったのね」(タマヨさん談)。

☆ナース表彰☆

乳がん看護認定看護師のマスコさんが、乳がんサポートプログラムの功績を讃えられ、このたびサポートプログラムメンバーとして日本がん看護学会より表彰されました! われらがマスコさんのますますの活躍にご期待ください。(スーツに身をつつんだマスコさん…

Pray for 311

2011年3月11日午後2時46分――おそい昼食からもどったばかりのピノコさんは、パソコンの画面から顔を上げ、扉のひらかれた診察室のカーテンレールを見つめた。カーテンの吊り下けられていないランナーと呼ばれる部品が左右に流れ、サァーサァーッと…

夜中のB-dayパーティー

米国生活の長いテレサ先生は、サプライズで人を喜ばすのが得意である。そんなボスの影響もあってか、医局はしばしば、誕生日会等の奇襲企画で盛り上がる。今回のターゲットは、週1回、外来診察と手術のためやってくる甲状腺専門医のU先生。「行列のできる…

☆スマイルサロン開設☆

ブレストセンター待合室内に「スマイルサロン」がオープンしました!スマイルサロンは、「貴女(あなた)らしく」をテーマに、患者さんに診察までの待ち時間をゆったりと有益に過ごしていただくことを目的として設立されました。ご寄付をいただいた団体「Pink…

ご褒美プリン

朝5時20分――コール音が鳴りはじめる。手探りでつかんだiphoneの画面に<今出ます>という文字を確認すると、テレサ先生は<はい>とみじかい返信を打ち、勢いよく掛布団をはね上げる。10分後、対岸に住むナース・リーダーのマスコさんが、月島大橋を渡…

★2月の写真館★

ブレストセンターのピュア・ナイチンゲール、TAMAYOさんです。

麗しのヴァレンタイン・ウィーク

医局中に漂うスィートな香り―― 今年も、ニルバの待ち望んだ週がやってきた。なぜヴァレンタイン「デー」ではなく「ウィーク」かというと、ブレストセンターでは医師をはじめとするスタッフが曜日にごとに診察・手術・病棟etc.と配置換えをするため、約1週間…

愛される秘訣

ブレストセンター・オンコロジーセンター・緩和ケア科と3科の全体運営に目を光らせるベテラン看護師のタマヨさんは、当日の外来担当ナースに欠員が出ると、ブレストセンターにやってきて腕をふるう。 「私のころといろいろ違うから、たまに前線に出ると教わ…

ナースの力

「先生、これはダメですよ。ここのところ、もっとこういう風にしてもらわないと。この方が患者さんのためだと思いますけど、先生はどう思われます?」小鳥のさえずりのような声にふりむくと、目のまえにいたのは中堅医師と若手看護師で、ニルバは仰天した。…

蝶よりバラへ

転 身 ―蝶よりバラへ― Dr.チャールズ・E・コックス乳がんの診断を受けたばかりの患者さんは まるで蝶のようだ 逆風のなかで 翻弄する 並はずれた美しさを身にまとった蝶―― その世にも恐ろしい体験の渦中で 進むべき道が見あたらないときも 未知のゴールを目…

はじめまして!

ブレストセンター医局で飼われているかえるのニルバです。ブレストセンター特設ホームページがもうすぐリニューアルオープンするため、先行してブログを開設しました。多忙なセンター長テレサ先生に代わり、2012年春から皆さまに応援メッセージをお届けした…