【Report】第5回スマイルパーティー

2013年11月23日、第5回スマイルパーティーが開催された。スマイルパーティーとは、初代ブレストセンター長N先生の発案により2009年から毎年開催されている、当ブレストセンターに通院する方とスタッフの交流パーティーである。

今回初の試みとして、医療者ばかりでなく、患者さんたちにも企画段階から参加していただき、「一緒に」作り上げるパーティーとした。そうすることにより、さらに参加者の視点から楽しめるパーティーにしようと図ったのだ。

実行委員たちは忙しい合間をぬって、時には3時間を超える(!)白熱したミーティングを繰り広げた。新風を吹き込んだことで、作り手の熱がどんどん上がってきたことの表れである。

スマイルパーティー2013のテーマは、「つなぐ」。患者さんと医療スタッフの間をつなぐ、先輩患者さんから後輩へつなぐ、患者と家族をつなぐ――いろいろなものの間をつなぐことによって愛を届けたい、という熱い思いがこめられている。

まずは「タスキをつなぐ」駅伝企画。ランナー先生を先頭に、我こそは! と応募してくださった駅伝ランナーたちが、ピンクリボンの思いをのせたピンクのタスキを見事につないでくれた。ランナーとして走った参加者からは、「思い切り笑いながら走って楽しかった」「元気になった姿を先生に見せたくて走ったよ」との声をいただき、声援をおくった客席には感動の波がひろがった。

恒例のチーム紹介では、「医療者をもっと近くに感じたい」との意見を参考に、企画に頭をひねった。そして、大の宝塚歌劇ファンのヨンファはひらめいた。「私が宝塚スターを近くに感じられるとしたら…そうだ! ふだんの顔が垣間見られるようなインタビューがいいかも♡」そこで、ドクターらに事前にアンケート調査した上で、インタビュー・コーナーとして構成した。お気に入りの写真も織りまぜ、ふだんの白衣姿とは違う一面を引き出すよう工夫した。

展示会場では、連携クリニックや患者サポートグループの紹介、治療中役立つ下着・かつら・化粧品など紹介するばかりでなく、「体験型」として参加者が楽しめるブース作りをモットーに、趣向をこらしたブース作りが繰り広げられた。

スマイルコミュニティーのみなさんによる、お紅茶とお菓子の振る舞いも好評だった。会場セッティングも、昨年の反省からゴージャスなティーパーティーのようなデコレーションとなった。参加者の気分もいっそう盛り上がったに違いない。

今回お配りした記念品は、オリジナルタオルだった。ブレストセンター随一の芸術家、ウッズ先生のデザインによるもので、おしゃれさが好評だった。
今回の反省点は、パーティーの告知が遅れたこと。楽しみにしておられた方々に十分にお知らせが行き渡らず、逃してしまったという声も耳にした。

次回は、早々にみなさんにお知らせすることを誓います! スマイルパーティー2014でまた皆さまにお会いできることを、ブレストセンター一同楽しみしております。(byヨンファ)