年頭のごあいさつ2014

新年あけましておめでとうございます。

昨年2013年は、900名以上の乳がんと診断された方々と共に歩ませていただいた1年でした。それぞれの人生を抱えながら日々治療をつづける患者さんお1人お1人に、ブレストセンター一同、本年も心を一つにして寄り添わせていただけたらと心新たに願っております。

当ブレストセンターは、創立者で前センター長である中村清吾先生から山内英子が2010年10月にセンター長を引き継ぎ、中村先生が築かれた礎の上に、今日まで成長をつづけてまいりました。

あらためてその軌跡を振り返りますと、
2011年は、“TEAM”<Talent, Encouragement, Aim, Move>「それぞれの才能を尊重し、お互い励ましあい、同じ目標に向ってすすんでいく」ことを目標にかかげ、チームの骨子の充足に強めました。

2012年は、“SYMPHONY”として、チームの構成員がそれぞれ自己を磨き、誇りをもって各々の職責を遂行するという、「皆でハーモニーを奏でながらの成長」を目指しました。

2013年は、ブレストセンターのイメージキャラクターである”PINK BUS”になぞらえ、
<Potential, Individual, Notable, Knowledgeable>
「チームの1人ひとりがもてる力を存分に発揮し、たがいに高め合い、知識をさらに積みあげながら」
<Big, United , Smile>
「患者さんもともに、笑顔で同じ方向を目指していく」ことを心がけました。

さて、本年2014の目標は、昨年11月のスマイルパーティーのテーマでもありました「つ・な・ぐ」です。まさに今がんと診断され、飛行困難となった傷ついた蝶を支えるために皆がつながり、聖路加ブレストセンターの愛を社会につなぐこと、です。

つ・な・ぐ――継承と拡張

つながっていきましょう。
今年もどうぞよろしくお願いします。

ブレストセンター長  山内 英子