第2の家族

おととしの暮れ、業務最終日のこと――
ピノコさんから「連絡事項と本年の御礼」と題された回覧メールが届いた。

そのなかの、
「今年は311の大地震をブレストセンターで体験し、みなさまを『第2の家族』とさらに強く感じた年でした」

というしめくくりの一文にジーンとしたとき、ふだん画面上では必要最小限の返信しかされないランナー先生から、すかさず「全員に返信」メールが返ってきた。

「『第2の家族』って、いい言葉ですね」

あったかいなー
ここでよかったなー

「医局飼かえる」ニルバが心から、わが身の幸運を感じた瞬間であった。

年に1度のスタッフと患者さんとの交流会「スマイルパーティー」の2010年のテーマは、"We are family!"。その一文にこめられた思いをもう一度かみしめつつ、すべてのファミリーメンバーのよりよい明日へ、大玉のあじさいにもまけない祈りを捧げたい。

梅雨の時期 梅さんへ捧ぐ   ニルバより